『ぼくのねこ ポー』感想文の書き方まるわかり!質問ごとに3つの具体例つき

1. 本の基本情報

『ぼくのねこ ポー』は、著者・岩瀬成子さんが書き、絵は松成真理子さんが担当した児童文学作品です。この本はPHP研究所から2024年3月に出版され、2025年には第71回青少年読書感想文全国コンクールの小学校低学年の部の課題図書にも選ばれています。対象は小学校1~2年生で、動物や友情、成長などのテーマが丁寧に描かれている現実的な物語です349

岩瀬成子さんは、代表作に『わたしのあのこ あのこのわたし』などがあり、子どもの心の機微を優しく描く作風で知られています。松成真理子さんの絵は温かみがあり、物語世界に入り込みやすくしています34

2. 著者エピソード

岩瀬成子さんがこの本を書いた背景には、子どもたちが動物や友達とどのように関わり、成長していくのかを伝えたいという願いがあるようです。物語の主人公がねこを拾い、ある転校生との関係を通して思いやりや葛藤を経験するストーリーは、著者自身の生活や感受性が反映されていると考えられます。

例えば、岩瀬さんは日常の中で子どもたちの小さな心の動きを丁寧に観察し、それを物語に取り入れることで、子ども読者が共感しやすい作品作りをしています。また、本の中で描かれる「知らないことを知りたくない」という微妙な心情は、著者の人生経験や普段接している子どもたちの姿から得たものとも言えます24

3. あらすじ

物語の主人公は、小学生の男の子「谷山とおる」です。ある日、学校の帰り道に首輪のないねこを見つけます。ねこが雨に濡れそうだったため、心配して家に連れて帰ります。お母さんは「捨てねこなら飼ってもいい」という条件を出し、とおるはそのねこに「ポー」と名前をつけました。

一方、最近クラスに転校してきた森あつしくんは、家族とともに引っ越してきたばかりで、大切にしていたねこがいなくなってしまったと寂しそうに話します。とおるは森くんの話を聞きながら、何か胸の中でざわつくものを感じますが、ねこのことをあえて詳しく聞こうとはしません。物語は、ねこと子どもたちの心のつながりや友情、ひとりひとりの成長を優しく描き出します3457

4. 読み始める前の印象や期待

この本を手に取ったきっかけは、2025年の読書感想文の課題図書に選ばれたことで知った人も多いでしょう。ねこ好きの子はもちろん、動物とのふれあいや友達との心の機微が描かれている話なので、温かみのある物語を読みたいと思ったから、という理由で手に取る子もいます。

読む前は、「どんなふうにねこと主人公が関わるのだろう」「友達の気持ちとどう向き合うのか」といった期待や少しのわくわく感があるかもしれません。特に、ねこや友達との関係で悩みや成長があるストーリーだと聞くと、自分にも似たような気持ちを抱えたことがあるかもしれないと感じる子も多いでしょう。

  1. https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=251222
  2. https://www.litera-arts.com/bookreviews/book_kanso/24707
  3. https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-88162-1
  4. https://pooh70inu.hatenablog.com/entry/2025/05/07/%E3%80%8E%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%AD%E3%81%93_%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%80%8F2025%E5%B9%B4%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E6%84%9F%E6%83%B3%E6%96%87%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E5%9B%B3%E6%9B%B8_%E5%8F%8B%E9%81%94
  5. https://versatilebase.com/synopsis-of-my-cat-paws/
  6. https://www.jla.or.jp/osusumebon/
  7. https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-1729459
  8. https://books.rakuten.co.jp/rb/17756915/
  9. https://www.php.co.jp/news/2025/04/0425dokushokansoubun71.php

5. 読書感想文例

「読書感想文、もう怖くない!」たった3分で書ける魔法のテンプレートで書いてみました。

パターン1

【質問への回答例】

5. この本を選んだ理由:ねこが大好きで、表紙のかわいいねこの絵にひかれたから。
6. 心に残った場面:とおるくんがポーを見つめ返す場面と、最後にポーを森くんに返すときに涙を流す場面。
7. 好きな人物:ポー。やさしい目でとおるくんを見守っているから。
8. 驚いたこと:短い時間でも人と動物に深い絆が生まれること。
9. 自分なら:最初は手放せなくて泣くけれど、森くんの悲しそうな顔を見たら返すと思う。
10. 学んだこと:本当に愛するということは、時には別れることも含むと気づいた。
11. すすめたい相手:動物が好きな友だちやペットを飼っている人。

【読書感想文】

わたしは『ぼくのねこポー』を読んで、動物との別れの辛さと本当のやさしさを学びました。表紙の白いねこがとてもかわいくて、この本を選びました。とおるくんが雨にぬれたねこを見つけたとき、自分も同じように助けたくなる気持ちでした。ポーという名前をつけて毎日お世話する場面では、ねこを大切にする気持ちが伝わり、自分も飼いたくなりました。しかし、転校生の森くんが「ねこがいなくなった」と話すとき、とおるくんの胸の痛みがよくわかりました。「どんなねこか知りたくなかった」というせりふには、秘密を抱えるつらさを感じました。最も心に残ったのは、ポーを返す決断をするとき、とおるくんが涙を流しながら「トム」と呼びかける場面です。ポーの目が「ありがとう」と語りかけているようで、自分も胸がいっぱいになりました。もしわたしがとおるくんなら、最初はポーを離したくなくて泣くと思います。でも、森くんの悲しそうな顔を見たら、やはり返してあげたいです。この経験から、愛するとは相手の気持ちを考えることだと学びました。思いやりの心があれば、別れも優しさになれるのだと思います。わたしは動物が好きな友だちにこの本をすすめたいです。命の大切さを考えるきっかけになると思います。

パターン2

【質問への回答例】

5. この本を選んだ理由:友情や正直さについて考えたかったから。
6. 心に残った場面:森くんが「家族でさがしているんだ」と悲しそうに話す場面。
7. 好きな人物:とおるくん。最後に勇気を出して本当のことを話したから。
8. 驚いたこと:友だちを思う気持ちが時に大きな勇気を生むこと。
9. 自分なら:迷うけれど、やっぱり正直に話すと思う。
10. 学んだこと:友だちを大切にするには、つらくても正しいことを選ぶ勇気が必要。
11. すすめたい相手:友だち関係で悩んでいる人や勇気がほしい人。

【読書感想文】

わたしは『ぼくのねこポー』を読んで、友情と正直さの大切さを学びました。友だちとの関係について考えたくてこの本を選びました。とおるくんが森くんと仲よくなった場面では、わたしも友だちができたうれしさを思い出しました。しかし、森くんがねこを探していると話すとき、とおるくんの心が揺れるのを見て、胸が締めつけられました。「どんなねこ?」と聞けないとおるくんの心の痛みは、秘密をかかえるつらさだと思いました。森くんが「家族でさがしているんだ」と言った瞬間、わたしも胸が苦しくなり、友だちを大切に思う気持ちが伝わってきました。とおるくんが本当のことを言えずに避ける姿に、友情のむずかしさを感じました。でも最後に勇気を出してポーを返すとき、わたしは一緒にほっとしました。正しいことをするのには、こんなに勇気がいるのだと知りました。この本を読んで、自分の気持ちと友だちの気持ちを比べたとき、本当の友情は正直さから生まれるとわかりました。友情を守るためには、たとえつらくても正しい行動を選ぶことが大切だと思います。わたしは、友だち関係で悩んでいる人や、勇気を出したい人にこの本をすすめたいです。

パターン3

【質問への回答例】

5. この本を選んだ理由:人の成長する心の変化を知りたかったから。
6. 心に残った場面:とおるくんが涙を流しながら「トム」と呼ぶ場面。
7. 好きな人物:とおるくん。相手の気持ちを考えられるようになったから。
8. 驚いたこと:気持ちを変えるには深い考えと勇気が必要なこと。
9. 自分なら:最初は自分の気持ちだけで動くと思うが、だんだん相手を思うようになりたい。
10. 学んだこと:思いやりの心は行動によって育つと気づいた。
11. すすめたい相手:相手の立場を考えたい人や、やさしさを育てたい人。

【読書感想文】

わたしは『ぼくのねこポー』を読んで、心が成長することの美しさを感じました。人の気持ちがどう変わっていくのか知りたくて、この本を選びました。最初のとおるくんは、目の前のポーと遊ぶことに夢中で、自分の気持ちしか考えていませんでした。しかし、転校生の森くんが「ねこを探しているんだ」と言ったとき、とおるくんの心にひずみが生じました。「どんなねこか知りたくなかった」というせりふには、真実を知るこわさがにじんでいました。その後、とおるくんが森くんを避けるようになる姿に、わたしは切ない気持ちになりました。でも、一番深く心に残ったのは、とおるくんが涙を流しながら「トム」と呼びかける場面です。ポーの目が「それでいいよ」と語りかけているようで、とおるくんの成長が胸にしみました。「ぼくはどうしていままで、トムの気もちをかんがえなかったんだろう」という言葉は、相手を思うことの大切さを教えてくれました。もしわたしがとおるくんの立場なら、最初は自分の気持ちしか考えられないと思います。でも、この本を読んで、思いやりの心は行動を通して育つとわかりました。相手を思うとき、自分もやさしい人に近づけるのだと思います。わたしは、相手の立場に立って考えたい人や、やさしさを育てたい人にこの本をすすめたいです。

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