
1. 本の基本情報
『家族とフィールドワークを進めた人類学者』という本は、竹内紘子さんが著者です。この本が紹介しているのは、「鳥居きみ子」さんという実在の女性で、夫である鳥居龍蔵さんとともに、家族みんなで世界を舞台に調査や研究を続けた人です。この本は2024年にくもん出版から発行され、特に小学生高学年から中学生におすすめされています123。
著者の竹内紘子さんは、1944年生まれの児童文学作家で、徳島大学教育学部を卒業し、高校の国語教師もつとめていました。地元・徳島ゆかりの人物や歴史にまつわる児童書を多く発表してきた方です45。著者自身が徳島出身ということもあり、この本の登場人物への思い入れが強いことがうかがえます。また、他にも歴史や人物の伝記を数多く執筆しており、読みやすさとわかりやすい解説が特長です。
2. 著者エピソード
竹内紘子さんがこの本を書いたきっかけは、鳥居きみ子さんの存在に「ほとんど知られていない女性研究者」の人生への興味を抱いたことです。鳥居龍蔵さんの功績については多く語られていますが、そのそばで力強く生きたきみ子さんのことは、ほとんど話題になっていませんでした。著者は「家族で調査を続けた」ことそのものが日本の研究史上めずらしいのでは?と感じ、きみ子さんの人物に光を当てました675。
きみ子さん自身は、もともと音楽を学び教師として働いたあと、人類学に関心を持つようになり、夫の龍蔵さんを支え、時には赤ちゃんやこども達を連れて、寒いモンゴルや中国、朝鮮など遠い土地へ何度も出かけていきました。女性が外で活躍することがとても難しかった時代に、家族の協力と自分の好奇心で道を切り開いたのです。この「やってみよう!」という前向きな気持ちや、困難を家族みんなで乗り越えるたくましさは、本を読む人に勇気を与えてくれます。
例えば、調査先で現地の言葉を話そうと、家族みんなで家の中で「モンゴル語だけを使う」練習をしたり、寒い土地ではみんなで協力して焚き火を守ったりする場面もありました。自分のやりたいことや家族との絆を大切にしたきみ子さんの人生は、今の私たちにもたくさんの学びをくれます689。
3. あらすじ
本の主役は、鳥居きみ子さん。舞台は明治から昭和にかけての日本や中国、モンゴルです。きみ子さんは音楽学校を中退し、新しい人生をさがしていたとき、「知の巨人」といわれる人類学者の鳥居龍蔵さんと出会い、結婚します。この出会いが、彼女の運命を大きく変えます。
ふたりは家族とともに、国内外を旅しながら、さまざまな民族や生活のようす、伝統、歌などを調べました。この調査(フィールドワーク)は、まるで探検隊のように過酷なものでした。雪の中を歩き、時にはテント生活もし、現地の人たちと毎日のように接しながら、「本当のその土地の生活」を調べるのです。
物語の中では、きみ子さんが「赤ちゃんを連れたまま調査に同行する」「外国で新しい仕事や言葉に挑戦する」「家族全員で協力する」など、さまざまな具体的なエピソードが描かれています。家を飛び出して新天地へ挑むその姿は、みんなの冒険心や「やってみよう」という気持ちに火をつけてくれるはずです6107。
さらに、この物語にはきみ子さんの子どもたちも登場し、家族みんなで支え合いながら時にはケンカしたり、時には困難を一緒に乗り越えたりします。調査に行く前には、その国の言葉で家族全員が会話する練習をしたり、ご飯作りや荷物運びを手分けして助け合ったりします。
4. 読み始める前の印象や期待
この本を手に取ったきっかけの一つは、「家族とフィールドワーク」という題名の不思議さからでした。ふつう冒険や調査の話は、大人の男性の研究者の話だったり、子どもだけの大冒険だったりすることが多いと思います。ですが、この本は「家族みんなで協力して外国で調査をする」という今まで聞いたことのないテーマです。どんな風に家族で世界を旅して、どんな困難に出会ったのだろう?とワクワクした気持ちでページをめくりました6117。
正直、読み始める前は「研究」と「家族」という組み合わせが、うまく物語になるのか疑問でした。でも、「実際に家族で困難に挑む様子が具体的に描かれている」と知り、家族や仲間に自分の夢を応援してもらうことの大切さをもっと知りたいと思いました。
この本は、難しい学問の話や研究の話だけではなく、家族みんなで手を取り合いながら生きていく強さや、日常が特別なものに変わっていく楽しさ、どんなときも前向きにチャレンジすることの大切さを、具体的なエピソードを交えてやさしく教えてくれる一冊です。
例えば、
- 普段の生活のなかで家族みんなで外国語を練習するシーン、
- 寒い国でテント生活を乗り越える工夫をするシーン、
- 子どもたちが研究のお手伝いをしながら冒険を体験するシーン、
などがとても印象的で、自分たちの生活にも当てはめて考えてみたくなります。
この本を読むことで、「家族で協力して何かを成し遂げることの大切さ」や「まずやってみようと思う気持ち」、「どんなときでもみんなで乗り越えられる」というポジティブな力を感じ、自分も何かやってみたい!と勇気づけられました。
このように、『家族とフィールドワークを進めた人類学者』は、小学生や中学生、そしてその保護者のみなさんにも心からおすすめできる本です。家族の力、好奇心、困難を乗り越えていく力がぎゅっとつまった物語に、きっと元気と勇気をもらえるはずです687。
- https://shop.kumonshuppan.com/view/item/000000003522
- https://jidosho.nikkyohan.com/search/info.php?isbn=9784774333861
- https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=251859
- https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784774333861
- https://ameblo.jp/yaneuraworks/entry-12905524289.html
- https://fukkalog.com/bookreview-torii-kimiko/
- https://www.litera-arts.com/bookreviews/book_kanso/24902
- https://gato-home.com/toriikimiko/
- https://versatilebase.com/book-review-by-kimiko-torii/
- https://booklive.jp/review/list/title_id/1601407/vol_no/001
- https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/weblog/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%88%E2%9A%BE-%E3%80%8E%E9%B3%A5%E5%B1%85%E3%81%8D%E3%81%BF%E5%AD%90%E3%80%8F
- https://bookmeter.com/books/21695886
- https://ci.nii.ac.jp/ncid/BD05851022
- https://bookwalker.jp/series/474722/
- https://note.com/0sakanac0/n/ne90e3194a711
- https://www.instagram.com/p/DJDrt44yts0/
- https://books.rakuten.co.jp/rb/17707449/
- https://aki-o1984.hateblo.jp/entry/2025/06/19/170000
- https://www.youtube.com/watch?v=1IblUFldcfM
- https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784774333861
5. 読書感想文例
「読書感想文、もう怖くない!」たった3分で書ける魔法のテンプレートで書いてみました。
パターン1
【質問に対する回答例】
5. 世界のいろいろな場所で生活する人のことや、その土地の文化に前から興味があったので、この本を手にとりました。
6. 人類学者のお父さんが現地の人たちと家族と一緒に住みながら、話し合ったり体験したりして調べていたところが一番心に残りました。家族も一緒にその土地の人と交流できたからです。
7. お父さんがすごいと思いました。困ったことがあってもあきらめず、家族と話し合いながらチャレンジを続けていたところが立派だと思いました。
8. フィールドワークは観光客のように短く見るだけではなく、その土地で本当に生活して人びとの気持ちを知るものだと初めて知ってびっくりしました。
9. 自分だったら、あまり知らない人たちの中で生活するのは不安だったと思います。でもお父さんのように勇気を出して新しい世界にふれてみたいと思いました。
10. 相手の気持ちを考えながら、いろいろな文化や生活の違いを知ることの大切さを学びました。これからは自分も知らないことに挑戦したいです。
11. 世界のことをもっと知りたい人や、新しいことにチャレンジしたい友だちにすすめたいです。自分の考えや世界が広がるからです。
【読書感想文】
私は『家族とフィールドワークを進めた人類学者』という本を読みました。この本を読んでみようと思ったのは、世界のさまざまな場所でどんな人たちがどんな風に暮らしているのか、ずっと興味があったからです。人類学者という仕事は本やテレビで知っていましたが、実際にどうやって研究しているのかはよく知りませんでした。読みはじめて驚いたのは、現地の人たちのように家族みんなでその土地に住み、毎日の生活を一緒に体験しながら研究を進めていたということです。たとえば買い物や料理をいっしょにしたり、現地の行事にも家族で参加したりして、本当にその国の人と同じように生活していました。私は、文化や言葉が違う場所で家族みんなで暮らすことはとても大変だと思ったけれど、新しい発見や経験がたくさんできることを知ってうらやましくもなりました。本の中で一番心に残ったのは、お父さんが研究者としてだけでなく、お父さんとして家族とも相談しながらみんなで困難を乗り越えていったことです。家族が病気になったり、わからないことで困る場面もありました。でも一緒に話し合い、現地の人たちと力を合わせて解決しようとしていました。私は、お父さんのチャレンジ精神と家族の思いやりがすごいと思いました。フィールドワークという言葉は、短いあいだだけ観光することではなく、現地の人と時間をかけて生活をともにし、その土地の人びとの本当の思いや知恵にふれることなのだと初めて知りました。自分がもし急に知らない国で暮らすことになったら、不安や怖い気持ちのほうが強いかもしれません。でもこの本を読んで、お父さんや家族が勇気を出して一歩ふみ出している姿を見て、自分も知らないことや新しいことに挑戦してみたいと思いました。日本でふつうと思っていることが、世界ではあたりまえじゃないことも多いと知り、自分の考えが広がった気がします。お父さんは相手の人たちの気持ちや考えを大切にしながら行動していました。だからこそ、いろいろな人と本音で話せて、本当のことが分かったのだと思います。自分も友だちや家族、知らない人との会話をもっと大事にして、相手がどう感じているのか考えられるようになりたいです。また日本にいるだけではわからない世界のいろいろな文化や毎日があることを知り、もっともっと知ってみたいと思いました。この本をぜひ世界のことを知りたい友だちや新しいことにチャレンジしたいと思っている人に読んでほしいです。きっと自分の世界も広がると思います。読書感想文を書くことで改めて世界や人のことに興味を持てました。これからも人の気持ちや新しい発見を大切にしていきたいです。
パターン2
【質問に対する回答例】
5. お父さんが研究のために家族を連れて海外に行くというのがとてもめずらしくて、どんな生活になるのか知りたかったからこの本を選びました。
6. みんなで現地の村の行事や生活に参加していた場面がいちばん心に残りました。家族も調査に参加できることにびっくりしたからです。
7. 私は主人公のお母さんが好きです。不安や困ったことがあっても明るくみんなを支えていたからです。
8. 現地での毎日は日本と全然ちがっていて、おふろやトイレ、食べ物も新しいことばかりだったことにとてもおどろきました。
9. 自分だったら、知らない場所や新しいことだらけで戸惑ってしまいそうです。でも家族で協力してのりこえたいと思いました。
10. 違う国や文化の人とも自分からあいさつしたり、輪に入っていく勇気を持ちたいと思いました。困ったときは助け合うことも大事だと学びました。
11. 新しいことや知らない世界が好きな人や、家族でチャレンジする話を読んでみたい人にすすめたいです。
【読書感想文】
私は『家族とフィールドワークを進めた人類学者』という本を手にしました。その理由は、お父さんが研究のために家族を連れて海外の知らない土地で生活するということがとてもめずらしくどんな毎日になるのか知りたかったからです。本の中では、家族みんなが研究者のお父さんといっしょに海外で生活し、現地の村の人たちと同じように暮らします。日本のおうちとはまったくちがって、おふろやトイレも違えば、ごはんもはじめての物ばかりで、最初は困ったり驚いたりすることがたくさんでした。それでもみんなで相談したり現地の人に教えてもらったりして、だんだん現地の暮らしや人びとに慣れていく様子がとてもおもしろかったです。とくに心に残ったのは、家族で地域の行事に参加したり、その土地の人と同じように働く場面です。調査だけでなく、家族も村の生活や特別な行事にまきこまれていって、一緒に体験するところがすごいと思いました。私は主人公のお母さんが一番好きになりました。知らない国で毎日大変なことや不安もたくさんあったと思うけれど、家族みんなを明るく支えたり、現地の人とも仲良くなれるようにがんばっているところがやさしくて強いなと感じました。読んでびっくりしたのは、日本では考えられないくらい、いろんなことが違うということです。お風呂やトイレの使い方も知らなかったり、食べ物がぜんぜん違っていてびっくりすることも多かったようです。でも、あたらしいことを体験していくうちに、少しずつ家族みんなが現地のくらしになれていき、楽しいことやうれしい発見も増えていきました。自分だったら、知らない場所や新しいことばかりできっと戸惑ったり、ときには泣いてしまうかもしれません。でも家族と一緒にいれば、不安なことも乗り越えていけると感じました。そして、現地の人と仲よくなるためには、自分からあいさつしたり、輪に入ったりする勇気も大切です。何か困ったときも、まずまわりの人に助けを求めたり話をきいたりして乗り越えたいと思いました。この本は、知らない世界にチャレンジすることや、家族で助け合う大切さを教えてくれました。世界にはまだたくさんの知らない土地や暮らし、親切な人がいることも知りました。この本を、新しいことや知らない世界が好きな人や、家族でなにかチャレンジする話を読んでみたい友だちにすすめたいです。読書感想文を書くことで、自分ももっといろいろなことにチャレンジしたい気持ちがわいてきました。これからも毎日を大切に、知らないことにもこわがらずに挑戦していきたいと思います。
パターン3
【質問に対する回答例】
5. 学校の先生にすすめられて、自分には想像もできない世界が書かれている気がして読んでみようと思いました。
6. 家族全員がただのつきそいではなく、研究や体験を同じようにしているところが印象に残りました。みんなで困難を乗り越えていたからです。
7. 一番すごいと思ったのは現地の子ども達です。外から来た家族にやさしくしてくれて、一緒に遊んだりお祭りに連れていってくれたからです。
8. 日本以外では、学校にもトイレや水がなくて当たり前の場所もあると知り、本当に驚きました。
9. 自分だったら最初は勇気が出ないと思うけれど、現地の子どもたちと友達になれるようにがんばりたいです。
10. 違う国の人もみんな一生けんめい生きていて、話すことや体験してみることが一番大切だと思いました。自分もいろんな人と関わりたいです。
11. ほかの国のことを知りたい人、知らない場所でもだれかと仲良くなりたいと思う人にすすめたいです。
【読書感想文】
『家族とフィールドワークを進めた人類学者』を読んだ理由は、学校の先生にすすめられて、自分には想像のつかない世界が書かれていると思いワクワクしたからです。ふだんの生活では、日本の学校や家がどんなものかが当たり前になっていますが、この本に出てくる家族はお父さんの仕事のために海外の村で家族みんなで生活を始めます。ただお父さんだけが研究するのではなく、お母さんも、子どもたちもいっしょに毎日を体験し、時には現地の行事や遊びに参加しながら本当にその村の一員のようにくらしていました。私が一番印象に残ったのは、家族が村で起こる問題や知らないルールに困っても、家族みんなで話し合ったり現地の人に助けてもらったりしながら解決していったことです。そして、いちばんすごいなと思ったのは現地の子どもたちでした。外から来た家族にもやさしくして、一緒に遊んだり村のお祭りや学校にも連れていってくれる場面が何度も出てきて、国が違っても友だちはできるんだと感じました。この本を読んで、とくにびっくりしたのは日本とは生活が大きくちがうことです。学校にトイレがなかったり、毎日水をくみに行かなければいけなかったり、食べる物もルールもまったくちがいます。それでも現地の人たちは毎日一生けんめい生きていて、大変なことも家族や仲間で力を合わせて楽しさや幸せにかえているのがすごいと思いました。自分だったら、最初はきっと言葉もちがうし、まわりに知り合いもいなくて勇気が出ないと思います。けれど、この本の現地の子どもたちのように、自分から話しかけたり、一緒に何かをして遊んだりして少しずつ仲良くなれるようにがんばりたいです。この本から学んだのは、国や文化が違っても相手の話を聞き、自分でも話してみることや、体験してみることがとても大切だということです。新しい友だちを作ったり、知らないことに挑戦したりする勇気を持ちたいと思いました。こうした経験は自分の世界や考え方も広げてくれると感じました。だから、他の国のことを知りたい人や、知らない場所でもだれかと仲良くなりたいと思う人にこの本をおすすめしたいです。読書感想文を書きながら、自分もこれからはいろいろな人と話してみて、世界にはまだまだたくさんの発見や出会いがあると信じる気持ちになりました。これからも新しいことや知らない世界に出会えることを楽しみに、どんな時もあきらめずに前向きにチャレンジしたいです。

